バイナリーオプションの専門用語一覧【初級編】
超入門編で基本的な用語について理解できたところで、つぎは取引において大切な用語について解説していきます!
判定時刻 取引の判定が行われる時間のことです。取引終了時刻ともよばれています。
判定レート 判定時刻がきた時点でのレートです。
ペイアウト率 取引の際に、取引金額に対して払い戻しされる金額のパーセンテージです。 例えば、取引金額1000円に対し、ペイアウト率190%の取引を行った場合、払戻金額は900円になります。
チャート 現在の為替相場の値動きを表したグラフです。 ローソク足 一定時間ごとの値動きを表したローソクのような形をしたグラフです。
ローソク足は、始値、終値、高値、安値の4つの値動きを1本で表しています。 逆張り 値動きに対して反対方向に取引を行う手法です。
例えば、上がっている相場に対して下がる(Low)予想を立てることをさします。 順張り 値動きに対して動いている方向に取引を行う手法です。
例えば、上がっている相場に対して上がる(High)予想を立てることをさします。 マーチンゲール法 負けを取り返すために取引金額の倍がけを勝つまで行う手法です。
例えば、取引金額1000円で行った場合、負けたら2000円、2000円の取引で負けたら4000円、と負けた額の2倍賭けていきます。
バイナリーオプションの専門用語一覧【超入門編】
バイナリーオプション バイナリーオプションとは、現在のレートから上がるか下がるかを予測する二者択一の取引方法です。
「バイナリー」や「バイオプ」「BO」とも略されます。
海外バイナリーオプション業者 海外を拠点に運営されているバイナリーオプションの取引業者です。
日本の法律の範囲外で運営されていたり、金融庁に登録をされていない業者も多く、「出金トラブル」などになりやすいです。
海外バイナリーオプション業者では、30秒・1分・3分・5分といった比較的短い時間で取引ができると言う特徴があります。
海外バイナリーオプション業者で出た利益にかかる税金は、総合課税で雑所得になります。
海外バイナリーオプション業者の代表として、ハイローオーストラリア、ザ・オプション、ファイブスターズマーケッツがあげられます。
国内バイナリーオプション業者 国内に拠点を運営されているバイナリーオプションの取引業者です。
金融庁の許可が必要なため、海外バイナリーオプション業者よりも安全性が高いです。 国内バイナリーオプション業者では、2013年の規制をうけ、取引開始から終了までの時間が2時間と定められ、1日12回しか取引を行うことができません。
国内バイナリーオプション業者で出た利益にかかる税金は、分離課税で税率約20%になります。 ハイロー取引(HighLow取引) バイナリーオプションの取引方法の1つです。
レートが上がるか(High)下がるか(Low)のどちらかに賭けるため、ハイロー取引と呼ばれています。
一般的に海外バイナリーオプション業者で採用されている取引方法です。
ターボ取引 ハイロー取引と変わらず、レートが上がるか下がるかに賭ける取引方法です。 ハイロー取引とくらべて、30秒や1分などの超短期的な取引になります。
海外バイナリーオプション業者のみで採用されている取引方法です。
取引開始時刻 バイナリーオプションにおいて、取引ができる時間のことをさします。
取引締切時刻 バイナリーオプションの取引で、15分、30分、1時間などの比較的長時間の取引において、取引可能時間が終了する時間のことをさします。
取引締切時刻は、取引業者によって異なりますが、一般的に判定時刻の1分~2分前に設定されてることが多いです。
順張りと逆張りのどっちが損せず勝ちやすいのか
心理的に逆張りを好む方が多い中、最近ではトレンドフォローという考え方も浸透している為、逆張りが危険だという意見も多いですが、逆張りが危険で順張りが安全とは一概にも言えい部分があるので意見は人それぞれになってしまいます。
まず順張り・逆張りが分からない人の為に軽くおさらいをしましょう。
順張り
・相場の流れに従って売買することを〈順張り〉という。
・順張りでは、通貨や株などの価格が上昇しているときに「買う取引」を、価格が下降しているときには「売りの取引」をします。
・価格の上昇・下降に合わせて売買を行うため、シンプルかつ意思決定がしやすい取引手法とされています。
・相場が上がっている時に売り、下がっている時に買う手法。
・逆張りとは、相場状況が下落している下落局面にあるとき、今後の上昇を期待して買いから始める売買方法のことです。
・反対に、相場状況が上昇している上昇局面ときには、今後の下落を期待して売りから始める売買手法のことをいいます。
次に順張り・逆張りのメリットとデメリットです。
順張り
メリット
・一言で言うとエントリーポンとが見つけやすいという所です。
・順張り投資は相場の流れについていくので、初心者でも分かりやすい投資戦略であるといえます。もちろん、簡単に稼げるわけではありませんが、相場が上がっていれば買いで追随し、相場が下がっていれば売りで追随するので、分かりやすいと言えます。
デメリット
・順張り投資は相場の流れについていく投資戦略で流れについていくこと自体は分かりやすいのですが、いつから流れに乗るかということは案外難しいです。早く流れに乗ろうと思っても、流れが始まっているか分からない時がありますし、相場の流れができていると思った時には既に上昇あるいは下落した後で、取れる値幅余地が少なくなってしまっていることがあります。
メリット
・投資タイミングが比較的分かりやすい場合がある
・逆張り投資を行う場合は、相場が行き過ぎたところを狙えばよいため、投資タイミングが分かりやすい場合がるのです。例えば移動平均線、ボリンジャーバンド、直近のレンジなどから大きく離れたと思われる時を狙って投資するのです。相場が行き過ぎた場合はどこかで戻すだろうと考えて投資をするので、投資に不慣れな人でも取り組みやすい場合があるのです。
デメリット
・上昇の天井や下落の底の見極めが難しい
・逆張り投資は相場の反転を狙って売買を行いますが、上昇相場の天井、下落相場の底を見極めるのは難しい作業となります。上昇相場が天井を突き抜けてしまう可能性がありますし、下落相場が続いて底割れしてしまうかもしれないからです。過去の高値や安値、ボックス圏のレンジなどを参考にしても思い通り相場が反転するとは限らないのです。
押し目と戻りについて
順張りと逆張りという考え方があるのですが、押し目と戻りという考え方もあります。
相場は上がるにしても下がるにしても、ジグザグと小さな並みを作りながら動いていきますので、上昇中でも小さな下げ、下落中でも小さな上げがあります。
押し目
上昇の途中で、現れる小さな下げを「押し目」などとも呼ばれます。
上昇途中であるなら、短期的な下げは押し目であると判断して買う方法もあり、押し目を買うということは、中長期的には上げの方向(順張り方向)の中で短期的な逆張りをしていることになります。
戻り
押し目とは逆に下落中に現れる小さな上げを「戻り」と呼んだりします。
全体的な流れが下げだと考えるなら、短期的な上昇は場合は戻りだと判断して売るという考え方です。
戻りを売るということは、中長期的には下げの方向(順張り方向)の中で短期的には逆張りをしていくことになります。
タイトルにある「損しにくくて勝ちやすい」場面は、
- 押し目付近での買い
- 戻り付近での売り
になるかと思いますが、そもそも今が上げ相場なのか?下げ相場なのか?勢いはあるのか?などを判断できないと、押し目や戻りで仕掛けて行くことはできません。
また、チャートが右端で動いている最中にこれらの判断を下して行くことは非常に難しいですし、思惑と違う動きをした場合は損切りをしないと大きな損失を出してしまうことには変わりはありません。
モンテカルロ法ってなに?
最初の賭け金
まず初めに、紙とペンを用意して紙に1・2・3と書きます。この数列をベースにして、両端の数字の1と3を足します。この合計は4となるので、これが最初の賭け金になります。
この数字は基本となる単位なので、1単位を1ドルとしたら最初の賭け金は4ドルで、1単位を10ドルとしら40ドルになります。
2回目の賭け金の基本
2回目の賭け金は、1回目で勝った場合は1回目と同じ額を賭けるのですが、1回目で負けてしまった場合は、最初に書いた数列の1・2・3に初回の基本単位の4を加えて、1・2・3・4としてその両端の数字を加えた5が2回目の基本となります。
1単位を1ドルとしたら最初の賭け金は5ドルで、1単位を10ドルとしら50ドルになります。
2回目で勝った場合の賭け金
2回目で勝った場合、数列の数字の両端を消します。配当が2倍の場合は両端から1つずつ消すので、1・2・3・4でしたので、両端を消して2、3が残り、これを足して数字が次のゲームの賭け金となるので、この場合は5になります。
配当が2倍の場合は、両端の数字を2つずつ消すので、1・2・3・4の数列の両端から2つずつ消すと、数列から数字がすべて消えるので、数字が消えたらワンセット終了となります。この時点で、単位に対して1ドルで賭けた場合は3ドルの利益となります。
2回目で負けた場合の賭け金
2回目で負けた場合は、2回目の賭け金の単位の5を数列に加えて、1・2・3・4・5となり、その両端の数字を足した数字の6が3回目の賭け金の単位になります。
このように、負けた場合は前回の賭け金の単位を数列に加えてから、数列の両端の数字を足した数を賭け金の単位として次のゲームの賭け金にします。
勝った場合も、配当の倍率に合わせて数列の数字を消し、数列に数字が残っている場合は、次のゲームに移行して、数列に数字がすべて消えた場合はワンセット終了となり、始めの1・2・3の数列から始めます。
実際に賭け金を1ドルに設定した場合に、ワンセットの実践をするとどのような結果になるかシミュレーションしてみました。
ワンセットを1回だけのシミュレーションですと、結果が正しいのか判断が難しくなるかと思いますので、配当2倍の場合と配当3倍の場合をそれぞれ2回ずつ検証してみます。
配当2倍の場合1セット目のシミュレーション
ゲーム回数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 累積損益 |
1回目 | 1・2・3 | 1+3=4 | 負け | -4 | -4 |
2回目 | 1・2・3・4 | 1+4=5 | 負け | -5 | -9 |
3回目 | 1・2・3・4・5 | 1+5=6 | 負け | -6 | -15 |
4回目 | 1・2・3・4・5・6 | 1+6=7 | 負け | -7 | -22 |
5回目 | 1・2・3・4・5・6・7 | 1+7=8 | 勝ち | +8 | -14 |
6回目 | 2・3・4・5・6 | 2+6=8 | 勝ち | +8 | -6 |
7回目 | 3・4・5 | 3+5=8 | 負け | -8 | -14 |
8回目 | 3・4・5・8 | 3+8=11 | 勝ち | +11 | -3 |
9回目 | 4・5 | 4+5=9 | 勝ち | +9 | +6 |
ではバイナリーオプションによく使われるマーチンゲール方法同様に活用することができるのか?
結論:できません。活用しない方がいいでしょう。
バイナリーオプションのモンテカルロ攻略法の手順
- 3つの連続する数字を決める
- 両端の数字を足し、取引金額を決める
- 負けた場合、右端の数字に1を足した数字を足す
- 勝った場合、両端の数を消す
- ③と④を繰り返す
- 数列が「0」か「1つ」になったら終了
①最初に、3つの連続する数字を決めます。
【例:2、3、4】
②数字の左端と右端の数字を足した金額を取引額とします。
【例:2、3、4の場合】
2+4=6
→6×10000=60000円(取引金額)
単位はトレーダー自身で設定します。
③予想が外れ負けた場合は、右端の数字に1を足した数字を足していきます。
【例:2、3、4の場合】
→2、3、4、5
再度、左端と右端の数字を足した金額を取引額とします。
④予想が当たって勝った場合、左端と右端の数字を消していきます。
【例:2、3、4、5の場合】
→3、4
⑤数が2つ以上残っているなら、再度取引額を計算します。
残った数が「0」になるか「1つ」になったら、モンテカルロ法によるバイナリーオプション取引は終了となります。
この方法の魅力は勝率が40%であっても利益がでるということです。
しかし負けが続くととんでもない資金が溶けてるなんてことになって果たして継続して続けることができるのであれば良いのかもしれませんが、大抵資金が持たない・メンタル折れるのでこの方法はお勧めすることはできません。
カジノでやるのはいいかもしれませんが、バイナリーオプションの場合ペイアウトの差があるので大変です(´・ω・)さらに勝つことが前提で進められているので10連続負けるなんてことになれば破産です。モンテカルロ法もそーですがマーチンゲール法も気を付けてください。
勝ってる人と自分との違い
これならうまくいける!と考え出した投資術。
なぜ、最初は失敗してしまうのでしょうか。
ルール通りにできていないのが理由です。
テストは失敗しても、お金を失いません。
負けたらどうしようという感情もありません。
本番では感情がでてくるので、
多くの投資家がルール通りにできないのです。
それが多くの投資家の失敗の原因でした。
だから、投資のノウハウだけを学んでやっても投資は失敗です。
失敗する恐怖心により、ルール通りにできないのを防ぐには
メンタルを鍛えることが重要なのです。
どんな状態でもリラックスしてルール通りにできているか見つめなおしましょう。
特徴は他にもありますがこの2つが代表例になります。
投資に興味があり、様々な情報を収集しているあなたも、『成功している人達は自身の投資スタイルや売買ルールを守っている』という共通点があることに気付いているでしょう。
投資は、自身のメンタルが関わる特殊な作業になるため、テレビゲームのように誰がやっても結果が出る攻略法というのは存在しません。
自分自身の性格や価値観、ライフスタイルに基づいた、世界で唯一のスタイルを確立して、その勝ちパターンを実践し続ける必要があります。
つまり、
その2
目標や目的を定めてリスク管理している。
目的や目標もなく、ただ単にお金が欲しいといった考えで投資するのと、そうでないのとでは、結果に大きく差がつくでしょう。
投資ではリスク管理が何より重要となりますが、このリスク管理は目的や目標から導かれてくるもの。
あなたも改めて、「投資をする目的」を考えてみて下さい。
何のために投資をするのか、何を手に入れたいのか。その目的を達成するために、どれくらいのリターンが必要なのか。
数年後の教育資金や、数十年後の老後のためなど、
その3
ルールに従い投資金と気持ちに余裕をもつ。
ルールを決めた上で投資金が5万円なのに月に50~100万という目標は無謀です。これでは気持ちの余裕が追い付きません。
5万円の資金で月に1万円を確保する。目標は小さく達成すればまた小さく目標を決めるの繰り返しです。※資金によって差はあります。
こうすることで感情面でも余裕が持て結果的に良い成績へと繋がるのです。
この余裕は過度なリスクを取らないことから生まれてくるもの。
「投資で大金を稼ぎたい!」と思う気持ちも理解できますが、それが高すぎる目標を掲げてしまうと全てのバランスが崩れてしまいます。
3つのポイント
投資学
心理学
です。
投資学と書いていますが簡単に言うと自分が行っている投資の知識をつけること。
過去チャートや自分の行ったトレードをメモに取っておいて見直しをしたり、サロン等で勉強することも大事です。
次に自己啓発です。自己啓発ってなに?って方はこちらを参考にしてください。
(自己啓発とは、自分自身(自己)で、今より高い能力、今より優れた精神力、今より充実した生き方などの「成長」を目指し、その実現に向けて訓練する、といった意味を表した言葉です。
今の自分自身に不安や不満を持つ人は多いですよね。そのようなマイナスの考え方を見直し、様々な方法を用いて理想の自分に近付けるように行動することを言います。)
自己啓発をすることで今持つ能力のスキルアップに繋がり物事も視野が広がります。
他にも様々分野で+になります。やらないよりはやるが正解です。
最後に心理学です。心理学ってなに?って方はこちらを参考にしてください。
(心理学とは,「心の科学」です。ここで言う「心」とは、人間の体の中にあって、広く精神活動をつかさどるもととなると考えられるもの(スーパー大辞林3.0より)のことです。そしてさらに、その中でも感情や意思の部分ではなく、知力・思考力などに重きを置いています。)
心理学を学ぶことで自分を知ることができ客観的に見ることができます。もちろんこれはトレードのメンタル部分に応用が利くことなので知っておく必要があるでしょう。
投資のイメージとして初心者が一番抱きがちなのは、「投資=数学」というイメージです。
数字やグラフが目まぐるしく変化する株価ボードや株価チャートをニュースなどで見ると、潜在的に学生時代に勉強した数学が思い浮かぶからです。しかし、実際の所「投資=数学」というのは半分正解、半分間違いと言えます。
なぜなら、投資はお金を売買し利益と不利益を被る投資家が相場を動かしているからです。そういう意味では「投資=心理学」とも言えるわけです。
数学か心理学のどちらが投資で重要かと言えば、もしかしたら心理学の方が重要な要素かもしれないと私は思います。
これらを出来ている人が勝てる人であり、負けている人はこれが足りないということです。未だに負けている人もまだ間に合います。投資に年齢は関係ありません。それにチャレンジする気力さえあれば変われるチャンスはいくらでもあります。
ADXとは?
ADXはAverage Directional Movement Indexの略で、ウェルズ・ワイルダー氏の考案したテクニカル指標です。
インディケーターのジャンルとしては、メインチャートの下に表示させるオシレーター系に属しますが、一般的なオシレーターとは異なり、トレンドの強弱によって上下します。
例えば下のチャートでは、左端では上昇トレンド、右端では下降トレンドとなっていますが、その時のADXを見れば、どちらでも値が上昇しています。
このように、ADXは相場の方向が上でも下でもトレンドが強く出るほど角度が急で、値も大きく上昇します。逆に、相場に勢いのないレンジやスクイーズの時は、低い値をウロウロすることになります。
ADXは相場のトレンドの強弱を示す指標ですので、順張りに多く用いられてます。
一般的によく言われるのが、ADXが20以下の低い値を推移している状態から一気に上昇してきたら、トレンドの始まりと解釈してその方向へのブレイクを狙って仕掛けるやり方です。
そして、ADXが反転してきたらトレンドの終了とみなして利益を確定します。
ADXが反転したらトレンドの終了とみなすと書きましたが、この時必ず反転するとは限りません。
上のチャートのように、一度ADXが大きく上昇してから反転してゆっくりと下げながら推移しても、ローソク足は上昇を続ける場合があります。
このような状態からの押し目買い・戻り売りを狙う戦略に「聖杯」があります。
ADXはトレードフィルターとしても優秀です。
ADXが20以下をウロウロ推移しているときは、値動きが活発ではないと判断してトレード対象から除外することもできますし、70や80を超えてきた場合はトレンドが進みすぎている と判断して、順張り対象から外すということにも使えます。
実際に、トレードシステムの中にトレンドの判断基準としてADXが用いられることも多く、幅広いトレーダーに愛用されています。
他のトレンド系指標と同じく、ADXの弱点は遅行指標であるということです。
それまでの値動きを反映して上下していきますので、「トレンドが出てきた!」と思える くらいにADXが上昇してきた時には既にトレンドが終わりかけていることもよくあります。
こういったダマシを避けるためにも、ADXだけに頼らずにローソク足の値動きをしっかりと見ながらトレンドの判断をすると良いでしょう。
上記で説明あるようにADXは。初心者の方で右も左もわからない場合でもトレンド、レンジが簡単にわかるのでとてもおすすめです。
ではそれに組み合わせると良いおすすめのインジの紹介です
ADXは基本的にトレンドの強さを判断する機能しかありません。そこで実際のトレードは他のインジケーターを併用する事をおすすめします。中でも初心者の方におすすめなのはRSIと一目均衡表です。レンジの場合はRSI、トレンドの場合一目均衡表を使用しましょう。
RSI
ADXでレンジ相場とわかればRSIを利用したトレードをおすすめします。RSIはレンジ相場で活躍するオシレーターです。これの見方はRSIが80%以上を示せば買われすぎなので売りのサイン、20%以下を示せば売られすぎなので売りのサインです。エントリーする場所はなるべくレンジの上限or下限が望ましいです。
一目均衡表
ADXでトレード相場とわかれば一目均衡表を利用したトレードをおすすめします。一目均衡表は主にトレンド相場で活躍するインジケーターです。一目均衡表は様々な要素で構成されていますが、ここで注目すべきは厚い雲です。トレンド相場では厚い雲で反発する傾向があります。
。基本的にはトレンド相場かレンジ相場かの判断に使用します。数値が0.2を超えるとトレンド相場、それ未満であればレンジ相場です。ただし、下降トレンドの場合にもADXの数値は上に上がるので少しややこしいのでこの点を覚えておきましょう。
トレンドorレンジの判断ができた後は他のインジケーターと合わせてトレードしましょう。トレンドの場合一目均衡表、レンジの場合RSIが使いやすいです。是非参考にしてみて下さい。
外国為替の仕組みとその変動
外国為替取引の取引レートの決まり方
外国為替の取引レート(為替レート)はどのようにして決まるのでしょうか。基本的に外国為替取引は相対取引(取引するもの同士が直接取引)が基本です。取引する為替レートについてもお互いが合意すればいくらでもいいわけです。
しかしそれでは、参考になる価格が多すぎてよく分かりません。そこで、通常は「インターバンク市場」という銀行同士が取引する為替市場での為替レートを基準価格としています。
このインターバンク市場(外国為替市場)では、銀行やディーラーなどが為替の取引を行い、株式(株価)と同じように需要と供給により通貨同士の交換比率(為替レート)が決まるわけです。
外国為替市場ってどこにあるの?
外国為替市場については、大きく「インターバンク市場」と「対顧客市場」の二つがあります。これらには、東証や大証のように特定の「取引所」があるのではなく、電話やインターネットなどを通じてそれぞれ二者の間で行われます。
インターバンク市場
銀行などの金融機関が取引しあう市場のことです。ニュースで読み上げられている為替相場はこのインターバンク市場で取引されている為替レートのことを指しています。このインターバンク市場に個人が入ることはできません。
取引時間はほぼ24時間です。厳密には東京外国為替市場は9時から17時の間の取引となるわけですが、東京の後はシンガポール、フランクフルト、ロンドン、ニューヨークというように外国でもインターバンク市場を通じて取引が行われるため、為替レートは24時間変動します。(日本時間の土曜朝~月曜朝までは各国市場が閉まるので取引は行われません)
対顧客市場
投資家や一般企業などが為替取引をする市場です。銀行などの金融機関と取引をする形になります。顧客は銀行が提示している為替レートで取引をすることになります。
取引可能時間は、取引相手である金融機関の定める時間です。銀行などの場合は9時~15時くらいまでとしているところが多いですが、最近では24時間取引できる金融機関も増えています。
インターバンク市場と対顧客市場のイメージは上の図のようになります。銀行同士が取引しあい為替レートが決定されるインターバンク市場と、その参加者である銀行と為替取引をする一般企業や個人投資家という形になります。
変動相場と固定相場
外国為替(通貨)では大きく変動相場を採用している通貨と固定相場を採用している通貨があります。日本などの先進国の通貨は基本的に変動相場を採用しており、市場の需給によって取引されるレートが変化します。
一方、固定相場の場合は、各国の通貨当局が為替市場に介入して為替レートの変更を原則上下1%の範囲内に抑えている通貨です。そのため、基本的に為替レートの変動はありません。発展途上国の通貨に多いですが、中国の人民元も切り上げは行っているものの、固定相場を維持しています。
どういった条件で為替レートは変動するの?
為替レートは需要と供給のバランスで変動すると説明しましたが実際にはどういった理由で変動するのでしょうか?
為替レートはそれぞれの国の経済力(通貨の強さ)を示すといわれています。円高になるということは少ない円で外国通貨と交換ができるということになります。つまり円の力が強くなるのです。
こうした為替レートの水準は様々な要因がからみますが、
・金利差
・経済力の強さ・成長性
・政治的安定さ
・実需
などが大きな要因といわれています。
為替レートはどうやって計算されているのか?
例えば、5つの通貨(円・米ドル・ユーロ・カナダドル・豪ドル)があり、それぞれが変動相場を採用しているとします。この場合、為替の取引レートは以下の組み合わせができます。
円-米ドル
|
|||
円-ユーロ
|
米ドル-ユーロ
|
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円-カナダドル
|
米ドル-カナダドル
|
ユーロ-カナダドル
|
|
円-豪ドル
|
米ドル-豪ドル
|
ユーロ-豪ドル
|
カナダドル-豪ドル
|
合計でなんと、10通りの組み合わせです。世界で取引されている通貨の数は5つなんてものではなく100を越えています。仮に100通貨の取引があるとすると(100×99÷2)=4950通りもの取引が必要になってきます。
そこで、外国為替取引においては米ドルを中心としたクロスレートにより取引が行われています。
クロスレートとは
クロスレートとは、ある基準通貨(米ドル)を基準に各国の取引レートを相対的に計算するという方法です。例えば、1ドル=100円で取引されており、1ドル=0.8ユーロで取引されているとすると、ドル=円 ドル=ユーロ よって 円=ユーロ というように代入して計算が可能です。
1ドル=100円
1ドル=0.8ユーロ
よって
0.8ユーロ=100円
1ユーロ=125円
上記のように計算します。こうすることで、各国の為替レートはドルをベースに取引レートを出すだけでよいので、取引の組み合わせは仮に100通貨の取引があれば100通りでよくなります。現在のところ、クロスレートの中心は米ドルとなっており、対米ドル以外の為替レートについては、クロスレートにより計算されています。
※クロスレートは外国為替レートにおける為替の計算方法。米ドルを中心として為替レートは計算される
外国為替取引は、様々な国の通貨間で取引されます。そこで、ある通貨を基準としてクロス関係(マトリックス構造)で為替レートを計算する方法をクロスレートと呼びます。多くの場合、インターバンク市場では世界の基軸通貨である「米ドル」を中心に価格が決まりますが、それを分かりやすくするのがクロスレートです。