Woodies CCI(ウッディーズCCI )

f:id:Microblogger:20191210145204p:plain


2本のCCIを組み合わせた『Woodies CCI

ご覧の通り、2本のCCIが描写されていますね。それぞれのCCIのパラメーターは以下の通りです。

  1. 長期CCI(期間14)…太線
  2. 短期CCI(期間6)…細線

期間の異なる2本のCCIと、長期CCI(期間14)の内側にヒストグラム(=バー)が描かれています。

ヒストグラムの見方は以下の通り。

  • 青バー:上昇トレンド
  • 赤バー:下降トレンド
  • 黄色バー:トレンド転換
  • 細グレーバー:トレンド未転換

『Woodies CCI』の4つの基本ルール(順張り)

『Woodies CCIのトレードルールはいくつかあります。順張りと逆張りがあるのですが、まずは順張りをマスタースべきと開発者Ken Woodは述べています。

ここでは順張りルールを4つ取り上げます。

  1. ゼロライン反発 (Zero line Reject ZLR)
  2. 逆ダイバージェンス (Reverse Divergence RD)
  3. トレンドラインブレイク (Trend Line Break TLB)
  4. 水平トレンドラインブレイク (Horizontal Trend Line Break HTLB)

1.ゼロライン反発 (Zero line Reject ZLR)

ゼロライン反発 (Zero line Reject ZLR)は、トレンド発生中の押し目や戻りを狙う手法です。

大前提として『Woodies CCI』では、ヒストグラムの色変化()によってトレンド発生を確認します。その中で「短期CCI(期間6)…細線」が逆方向に振れて戻ってくることがあります。ここが押し目」「戻り」のタイミングです。

「短期CCI(期間6)…細線」が大きく逆方向(レベル±100以上)に振れてからゼロラインに戻ってきたタイミングでENTRYします。

Woodies CCI「ゼロライン反発 (Zero line Reject ZLR)」

Woodies CCI「ゼロライン反発 (Zero line Reject ZLR)」

上のチャート図は上昇トレンド中(青いヒストグラムが連続して点灯中)に、黄色いCCI(期間6)が逆行して−100にタッチ後に反転して戻ってきていますね。そしてゼロラインに交差したタイミングで「買い」でENTRYします。まさに「押し目買い」ですね。

Woodies CCI「ゼロライン反発 (Zero line Reject ZLR)」

Woodies CCI「ゼロライン反発 (Zero line Reject ZLR)」

続いて上のチャート図は、赤いヒストグラムが連続しているので下降トレンド発生中と捉えます。そして黄色いCCI(期間6)が上昇して+100レベルにタッチ後、反転してゼロラインと交差しています(2箇所)。

このタイミングで「売り」で仕掛けます。つまり「戻り売り」です。

『Woodies CCI』の中では最も手堅い手法です。

2.逆ダイバージェンス (Reverse Divergence RD)

ヒドゥンダイバージェンス(逆ダイバージェンス)を利用した順張り手法です。まずはチャートをご覧ください。

Woodies CCI「逆ダイバージェンス (Reverse Divergence RD)」

Woodies CCI逆ダイバージェンス (Reverse Divergence RD)」

まず、上昇トレンド発生中の長期CCI(期間14)の山①から山②へラインを引きます。

このラインと短期CCI(期間6)のクロスが「買い」のタイミングです。クロスした箇所は③と④の②箇所ありますが、必ず短期CCI(期間6)が逆側の100レベル(上の場合は−100)に達してからの反転クロスでないとヒドゥンダイバージェンス(逆ダイバージェンス)とは認めないとのことなので、③は見送り、④で買いENTRYするのが正しいルールとなります。

売りの逆ダイバージェンス (Reverse Divergence RD)も見てみましょう。

Woodies CCI「逆ダイバージェンス (Reverse Divergence RD)」

Woodies CCI逆ダイバージェンス (Reverse Divergence RD)」

同じように①から②へとラインを引き、このラインと短期CCI(期間6)とのクロスで売りENTRYします。、短期CCI(期間6)は必ず+100レベルにタッチしていることが条件となります。

3.トレンドラインブレイク (Trend Line Break TLB)

長期CCIの山や谷を基準にライン(トレンドライン)を引き、そのラインを長期CCIが抜けた時をブレイクと捉えて順張りで仕掛ける手法です。

Woodies CCI「トレンドラインブレイク (Trend Line Break TLB)」

Woodies CCI「トレンドラインブレイク (Trend Line Break TLB)」

上のチャート図は、上昇トレンド発生中の再ブレイクで買いで仕掛けるパターンですね。◯印部分でラインをブレイクしているのがわかります。

トレンドラインが鋭角であればあるほど、ブレイクの精度が高いとされています。また、山や谷が鋭角であればあるほど強いシグナルとなります。

4.水平トレンドラインブレイク (Horizontal Trend Line Break HTLB)

長期CCIの同じ高さの山どうし、谷どうしを水平ラインでつなぎ、そのラインを同方向(順方向)へブレイクしたタイミングで仕掛ける手法です。

Woodies CCI「水平トレンドラインブレイク (Horizontal Trend Line Break HTLB)」

Woodies CCI「水平トレンドラインブレイク (Horizontal Trend Line Break HTLB)」

上のチャート図では同じ高さの谷が3つありますね。この谷底を水平につないだラインを引き、そのラインを下方にブレイクしたタイミングで「売りENTRY」します。

『Woodies CCI』の手仕舞いルール

『Woodies CCI』での手仕舞い(EXIT)ルールは以下の通りです。

  • 長期CCIが反転するか平坦になる
  • 長期CCI がトレンドラインをブレークする
  • 短期CCIが長期CCI の内側に交差する
  • 長期CCIがゼロラインと交差する
  • 長期CCI極値から反転する
  • 長期CCIに動き/伸びがない
  • 利益が損切りとほぼ等しい

いくつかルールがありますが、”自身のトレーディングスタイルに見合ったものを見つけることが重要”であると開発者Ken Woodは述べています。

2本のCCIのみで相場環境を認識し仕掛けと手仕舞いまでおこなう『Woodies CCI

『Woodies CCI(ウッディーズCCI )』は、たった2本のCCIのみで環境認識から仕掛け・手仕舞いまでおこなう独特なストラテジーです。とはいえルールは非常に綿密に考えられていてロジカルです。

 

『972手法』をまとめてみた

まずは、『972手法』をざっくりとまとめてみます。

推奨通貨ペア

  • GBP/JPY(ポンド円)
  • GBP/USD(ポンド米ドル)
  • USD/JPY(ドル円

推奨時間足

  • 執行時間足:5分足
  • 環境認識:日足・4時間足・1時間足

トレードチャンスと狙える利幅

  • 1日に6〜7回
  • 1日トータルで100pips前後

使用するテクニカル

  • CCI(パラメーター期間…14)
  • 移動平均線6本(期間5、21、50、98、150、200)
  • トレンドライン(日足、4時間足、1時間足)

買いルール

  1. 方向性の確認(移動平均線+トレンドライン)
  2. ローソク足(1本目)が5MAを上抜ける
  3. 次足(2本め)終値が5MAを上抜けたまま維持
  4. CCIが0レベルより上
  5. 次足(3本目)寄り付きで成り行きエントリー

売りルール

  1. 方向性の確認(移動平均線+トレンドライン)
  2. ローソク足(1本目)が5MAを下抜ける
  3. 次足(2本め)終値が5MAを下抜けたまま維持
  4. CCIが0レベルより下
  5. 次足(3本目)寄り付きで成り行きエントリー

手仕舞いルール(利確&損切り

ここまでが『972手法』で言及されているルールです。

『972手法』をチャートで再現してみるよ

では実際のチャートで目視検証してみます。GBP/JPY(ポンド円)の5分足です。

972手法 その1

972手法 その1

移動平均線は全部で6本。トレードの基準となる5MA黄色ラインです。サブウィンドウはCCI(期間14)のみ。

トレンドラインはあえて引いていません(チャートが見づらくなるため)。トレンドの方向性に関しては、6本のMAが同調している点を重視しています(MAの傾きや確度、並び順など)。

さっそく仕掛けのタイミングをピックアップしてみます。まずは「買いENTRY」。

972手法 「買いENTRY」

972手法 「買いENTRY」

1回目のENTRYを拡大してみます。

972手法 「買いENTRY」詳細

972手法 「買いENTRY」詳細

①でローソク足終値が5MAを超えています。もっと早め(7本前)に5MAを抜けていますが、各移動平均線の並びや角度をみて、その場面は見送っています。

②次足が5MA超えを維持し、その次の足始値CCIもゼロレベルをプラスに超え得ていたため(③)、買いでENTRY(④)しています。

手仕舞い終値が5MAを切ったタイミングです。

も一つ買いパターンを取り上げてみます。

972手法 「買いENTRY」その2

972手法 「買いENTRY」その2

どちらの取引も微益ですが、勝てていますね。

次は売りパターンをチェックします。GBP/USD(ポンド米ドル)5分足です。

972手法 「売りENTRY」その1

972手法 「売りENTRY」その1

972手法 「売りENTRY」その2

972手法 「売りENTRY」その2

勝ててる相場をピックアップしていますので、優位性がありそうに見えますね。

『972手法』の本質は5MAのバンドウォークだ

『972手法』の概略をみて、どのように感じましたか?

CCIをフィルターに使っていはいますが、手法の本質は5MAのバンドウォークであることがわかりますね。

複数のMAやトレンドラインで方向性を確認し(MTF=マルチタイムフレーム)、順張り方向へ仕掛けます。

5MAの抜けが確かなものであることを確認してからENTRYし、少しでも5MAを割ればそこで手仕舞いという手堅い手法です。

『972手法』は勝てない?

身もふたもない話だが”環境認識”次第で優位性は変わってしまう…

2009年当時、『972手法』は多くのトレーダーによって検証されました。「972手法は、勝てる!」という意見もあれば「972手法、やっぱり勝てない…」というネガティブな検証結果もあり、賛否両論でした。

『972手法』は、入るべき相場であるかどうかを判断するのに裁量(MTFによる環境認識等)が大いに必要とされる手法です。

環境認識次第では勝てるし、認識が甘いと勝てません。

リスクを極力小さくしてトレンドの勢いある箇所だけを細かく刈り取る手法

また、5MA抜けが確実であることを重視するため、トレンドの初速は捉えられません。また、5MA割れで即手仕舞いするため、ノイジーな相場では細切れなトレードになりがち…というデメリットがあります。

だからこそ、堅実性があると言えますね。リスクを極力小さくしてトレンドの一部を手堅く刈り取る手法です。

GBP/JPY(ポンド円)、GBP/USD(ポンド米ドル)、USD/JPY(ドル円)を同時監視すれば、トレードチャンスは1日に4〜6回くらいはありそうです。

毎日100pips取れるかと言われれば、それは相場次第というところですね。5分足でのトレードなので、一度に狙える利幅は10〜20pipsくらいでしょう。

『972手法』はポテンシャルを感じさせる投資法だ

『972手法』は2009年に流行った手法ですが、いまでも十分に通用します。

移動平均線をベースにした手法なので、普遍性もあります。シンプルなロジックなので『972手法』に様々なアレンジを加えるなどの汎用性の高さも申し分ありません。

『972手法』のポテンシャルは相当高いのではないかと感じます

ZigZag解説使い方参考記事

バイナリーオプションやFXを始めたばかりの初心者や、これからライントレードをしていこうと考える方で最初に当たる壁と言えば、

『ラインってどこに引くのがいい?』

という壁でしょう。実際、順張り、逆張りなどトレードスタイルが異なれば意識するラインが少し違うなど、これと言って答えがないからこそ悩むものです。

まず最初は高値と安値というところから始まると思いますが、その内実体をベースにした方がいいのか、ヒゲをベースにするのか?と気が付けばラインまみれになるってのがラインを引き始めた頃に起こることも・・・

チャートをシンプルにしようと思ったはずがラインまみれで逆に分からない。なんてなってしまえば本末転倒。

ZigZagって?

まず、ZigZagについての簡単な解説になるのですが、名前が少々適当な感じはしますが、インジケーターとしては割と使えるテクニカルツールの一つになります。

主な役割としては価格(レート)の高値・安値を直線で繋いでいくインジケーターで相場の大まかな流れをシンプルに表示してくれるインジケーターになります。

MT4で実際に表示させれば分かるのですが、その名の通りジグザグした表示のされ方になります。実際にZigZagを表示させるとこうなります。

※画像用にパラメーターで線を太くしています。実際はもう少し細い線になります。

実際に見るとシンプルに高値と安値を繋いでいることは分かると思います。

シンプル過ぎて目的を持って使わないと、何をどう使えばいいか分からないインジケーターになりそうですね。

今回の目的は水平線・レジサポラインを引くことですので単に『ZigZag』の頂点に水平線を合わせていくということになります。

ZigZagで水平線・レジサポラインを入れてみる

水平線・レジサポラインをまずは引いて見ましょう。まずは高値・安値に当たる部分に全部入れてみます。

さすがに全てに線を入れると線ばかりになる感じであまり有効的ではないと感じますね。

この感じだとZigZagの恩恵を受ける感じがありませんので、実際にレジスタンス・サポートしている点や複数の同一での天井・底の動きを確認できるところだけ残してみましょう。

どうでしょうか?かなりシンプルに水平線・レジサポラインが引けたのではないでしょうか?

実際に線の本数も18本から8本に短縮されましたので、より意識されやすいラインが残ったと考えられます。

高値と安値を線にして出してくれる分、初心者の方やラインの本数を減らしたいって方には有効に使えそうですね。

ZigZagのパラメーターを変更し、取引に合ったラインを出そう!!

ZigZagも一つのインジケーターとして、数値の変更により自分に合ったZigZagを表示することが可能です。デフォルトのパラメーターは以下のようになっています。

ZigZagデフォルトパラメーター
・Depth・・・12
数値を大きくすると山、谷の表示が大きく、数値を小さくすれば、山、谷の表示が小さくなります
・Deviation・・・5
山、谷の転換率
・BackStpe・・・3
反転するのに判断する期間

簡単なイメージですが、パラメーターを大きくすると、価格に対し鈍感に反応し、パラメーターを小さくすると、価格に対し敏感に反応します。

余談ではありますが、ZigZagを使うほとんどの方がデフォルトのパラメーターで使用していると思います。

パラメーターを変更したZigZagで水平線を引く

今回はどのように変化するのかを数値を半分にしたものと、数値を倍にしたもの二つを用意してみました。

数値を半分にしたZigZag

ZigZag半分パラメーター
・Depth・・・6
数値を小さくしているので山、谷の表示が小さくなります。
・Deviation・・・3
半分の値が2.5ですが今回は3にしています。
・BackStpe・・・2
反転するのに判断する期間も短い為、より山、谷を形成しやすくなります。

数値を倍にしたZigZag

ZigZag半分パラメーター
・Depth・・・24
数値を大きくしているので山、谷の表示が大きくなります。
・Deviation・・・10
・BackStpe・・・6
反転するのに判断する期間も長い為、山、谷は形成しにくいです。

このように数値を変更することにより、高値・安値に対する判断を変えることができます。

勿論ですが、数値が敏感になればよりダマしに合うことも考えられますし、大きくし過ぎると流れを読むまでに時間がかかると考えることができます。

 

こういった点を踏まえ、自分が順張りであるか、逆張りであるか?取引商品はバイナリーオプションなのか?FXなのか?スキャルピングなのか?デイトレードなのか?スイングなのか?

などなど自分の取引スタイルにある数値を用いて水平線を引くことをオススメします。

ZigZagでの水平線のおまけ

ZigZagは決して一つの画面に1表示という訳ではありません。

その為二つ以上のパラメーターを組み合わせ重なる点にラインを引くということも考え方の一つとしては可能です。

この画像では上記の説明であった数値を半分にしたものと倍にしたものを組み合わせラインを引いてみました。

こういったことも可能ですので、マルチタイム分析を模擬的にすることも可能と考えれます。

 

例えばですが1時間足にZigZagを表示している場合、数値を半分にすることで30分足のZigZagを表示したり、4倍にすることで4時間足のZigZagを出すというのも可能ではあります。
※計算式上、多少のズレが起こることはあります。

こういった方法を用い、自分の思うラインが引けるようになるまで練習してもいいのではないでしょうか?

ハイローオーストラリアの2つの戦略

ハイローオーストラリアの2つの戦略と難易度

ハイローオーストラリアにおけるバイナリーオプションの戦略は、大きく分けると次の2種類です。

  1.  順張り(易しい)
  2.  逆張り(難しい)

順張りの方が簡単なので、初心者におすすめの戦略です。

順張り

順張りとは、相場のトレンドと同じ方向にポジションを取る戦略です。

バイナリーオプション では、円高トレンドのときは今後も円高、円安トレンドのときは今後も円安、といった予想を立てます。

現在のトレンドに乗って取引するので、予想が外れにくく、難易度が低いのが特徴です。難しい分析をしなくても、インジケーターから読み取れるトレンドどおりに取引するだけで良いので、ハイローオーストラリア初心者におすすめです。

 

ただし、相場のトレンドは永久に続くものではなく、突然に転換することもあるので注意しましょう。

例えば、経済指標が発表されて市場の予想を上回ったり下回ったりするときです。このようなサプライズのニュースがあると、相場のトレンドが崩れるので、順張り戦略のときは経済指標の発表を跨ぐ取引はしないでください。

 

順張り戦略では相場のトレンドに乗り、上昇トレンドのときは買い、下降トレンドのときは売りでエントリーします。インジケーターから読み取れるトレンドに乗れば良いので、初心者でも簡単に利益を上げることが期待できます。

逆張り

逆張りとは、相場のトレンドと逆の方向にポジションを取る戦略です。

バイナリーオプション では、円高トレンドのときは円安に反発、円安トレンドのときは円高に反発、といった予想を立てます。

逆張りトレンドに逆らって取引をするので、いつエントリーするのか見極めるのが難しいです。インジケーターを見てテクニカル分析を行い、判定時刻には反発方向に動くことが予想されたら、逆張りでエントリーします。

一般的に、反発するときは相場が大きく動く傾向があります。順張りよりも急激に動くことが多いので、逆張りは順張りよりも大きな利益を狙うことができます。

 

逆張りで利益を出すためには、インジケーターの読み方を覚えて反発のシグナルを見出さなければなりません。ハイローオーストラリアへの慣れや知識が必要で難易度が高いため、上級者におすすめの戦略です。

順張り・逆張りに有効なインジケーター

順張り・逆張りのどちらの戦略を取る場合にも、次のようなインジケーターを読んで理解する必要があります。

  1. ローソク足
  2. 移動平均線
  3. RSI
  4. ボリンジャーバンド

この項目では、順張りでも逆張りでも有効な基本的なインジケーターとして、以上4つを紹介していきます。

1. ローソク足

ローソク足は最も基本的なインジケーターです。

上下に1本ずつヒゲがついた縦に長い長方形が、沢山並んでいるのがローソク足チャートです。

ローソク足

ローソク足からは為替相場の値動きが分かるので、トレンドを見極めるときに使います。トレンドは上昇・下降・どちらにも動かないボックスの3種類です。

 

順張りが有効なのは、ローソク足チャートが上昇または下降しており、明確なトレンドが出ているときです。

このようなときは順張りの戦略で、相場に乗れば利益を出せます。

 

逆張りが有効なのは、ローソク足チャートが上下に行ったり来たりしており、上昇と下降のちずれのトレンドも出ていないボックス相場です。

ボックス相場を上下どちらかに抜け出すとき、逆張りでエントリーすると利益を出しやすいです。ローソク足チャートでボックス相場を上と下のいずれかに突き抜けるパターンが形成されたら、エントリーすると良いでしょう。

 

ローソク足は値動きを見極めるための最も基本的なツールです。順張り、逆張りの両方で有効なので、見方をマスターしましょう。

 

2. 移動平均線

移動平均線は、ある一定期間の値動きを平均化して曲線で表したインジケーターです。

ローソク足の値動きを分かりやすく1本の曲線で表したものだと考えましょう。

 

「ある一定期間」は自分で設定することができますが、人気のある1分の判定時間で取引する場合、短期の5日、中期の25日の移動平均線を使うのがおすすめです。

 

順張りの場合、短期・長期の移動平均線が、すべて上昇または下降しているときが取引に最適なタイミングです。

すべての移動平均線が同じ方向を向いているときは強いトレンドができている証拠なので、順張りがおすすめです。

 

逆張りの場合、ゴールデンクロスデッドクロスが出たらエントリーのサインです。

ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線下から上にクロスすることです。これは上昇トレンドに転換するサインなので、買いでエントリーします。

デッドクロスゴールデンクロスの逆で、短期の移動平均線が長期の移動平均線上から下にクロスすることです。これは下降トレンドに転換するサインなので、売りでエントリーします。

 

移動平均線は順張りでも逆張りでも使えるインジケーターです。

1本の曲線で見やすいインジケーターでもあるので、初心者でも使いやすいでしょう。

3. RSI

RSIは「買われすぎ」「売られすぎ」を判断するのに役立つインジケーターです。

トレンドの終わりを見極めるのに役立ちます。

 

例えば、上昇トレンドにおいても、「買われすぎ」の状態まで行くと買いの勢いは失速し、やがて売りに転じると考えられます。

下降トレンドの場合も同様です。

 

上昇トレンドの場合、RSIが70%以上になったら「買われすぎ」と考えます。

このサインが出たらトレンドの転換が近いということなので、順張りでのエントリーはやめます。

反対に、下降トレンドに変わることを予想して逆張りでエントリーするのが良いです。

 

下降トレンドの場合、RSIが30%以下になったら「売られすぎ」と考えます。

同様にトレンドの転換が近いサインなので、順張りでのエントリーはやめるのが安全です。

反対にに、上昇トレンドに変わることを予想して順張りでエントリーするのがおすすめです。

RSIを使うときは、上記のとおり70%以上30%以下という数値に着目しましょう。

買われすぎ、売られすぎを見極めて逆張りの戦略に活かしてください。

4. ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは、移動平均線を中心に上下どれくらいの値動きがあるかを示すインジケーターです。

移動平均線の上下に3本ずつ引かれているのが一般的です。

 

ボリンジャーバンドも「ある一定期間の値動き」を示すインジケーターで、期間はトレーダーが決められます。

1分の判定時間でとりひきする場合、5日間に設定すると良いでしょう。

 

ボリンジャーバンドの幅が狭いときは、強いトレンドが出ていてブレが少ないことを示します。

逆に、ボリンジャーバンドの幅が開いていると、上下に値動きしながら相場が推移しており、トレンドが弱いことが分かります。

 

ボリンジャーバンドは特に順張りで活かせるインジケーターです。

ボリンジャーバンドの幅が狭いほど強いトレンドが出ているので、このような場合は順張りで利益を出しましょう。

 

また、ボリンジャーバンドの幅が開いてきたら、順張り戦略をやめるタイミングです。

値動きが激しくなってきたことを示すサインなので、トレンドが崩れることが予想されるからです。

ボリンジャーバンドは、幅でトレンドの強さを見極めるインジケーターです。順張り戦略で特に役立つので、活用してみてください。

 

ハイローオーストラリアで勝てるラインの引き方

ローソク足を活用したトレードの種類にライントレードというものがあります。

これは、ローソク足チャートにラインを引き、そのラインにローソク足がタッチしたときにエントリーする取引手法です。

 

チャートにはトレーダーたちの取引結果が集約されているので、ラインを引いてチャートを分析することでトレーダーの行動が分かるようになります。

ライントレードを身につけると、今後の相場の動きを予測できるようになるのです。

 

ライントレードでは、次の3種類のラインを引きます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. レジスタンスライン
  2. サポートライン
  3. トレンドライン

 

レジスタンスライン

レジスタンスライン」とは、トレンドが出ていないボックス相場で、高値を結ぶように引いた水平な直線のことです。

ボックス相場の場合、レジスタンスラインにタッチすると値下がりし、ラインを超えない傾向があります。

この傾向を活かし、値上がりしてレジスタンスラインにタッチしたら下落すると考え、逆張りでエントリーすると勝ちやすいです。

ボックス相場での取引ではレジスタンスラインを活用してみてください。

 

サポートライン

「サポートライン」とは、トレンドが出ていないボックス相場で、安値を結ぶように引いた水平な直線のことです。

ボックス相場の場合、サポートラインにタッチすると値上がりし、ラインを割らない傾向があります。

この傾向を活かし、値下がりしてサポートラインにタッチしたら上昇すると考え、逆張りでエントリーすると勝ちやすいです。

ボックス相場での取引ではサポートラインも活用してみてください。

 

トレンドライン

「トレンドライン」とは、上昇トレンドのときは安値を結ぶように、下降トレンドのときは高値を結ぶように引く斜めの直線です。

トレンドラインに沿って相場が動いているときは、順張りが有効です。

トレンドラインを割るとトレンドの終わりが近いサインなので、逆張り戦略に切り替えるのが良いでしょう。

まとめ

ハイローオーストラリアで勝つための戦略について解説してきました。ポイントをまとめておきましょう。

  1. ハイローオーストラリアで勝てる戦略は順張り・逆張りの2種類
  2. 重要なインジケーターはローソク足移動平均線、RSI、ボリンジャーバンドの4種類
  3. 判定時間が1分のとき、移動平均線は5日と25日、ボリンジャーバンドは5日を選択
  4. ローソク足チャートを見るときは、レジスタンスライン、サポートライン、トレンドラインの3つを引く

利益を出すためには、インジケーターのサインに基づいた順張り・逆張りでのエントリーが不可欠です。

一目均衡表の「雲」とは

 

一目均衡表の「雲」とは

FXの「一目均衡表の雲」の見方

一目均衡表には、「基準線」「転換線」「遅行スパン」といったいくつかの線がありますが、私が使用しているのは「先行スパン1」と「先行スパン2」に囲まれてできた”だけです😊☁

雲には、「上昇雲」と「下降雲」というふたつがあり、相場に応じて入れ替われるように流れていきます。では、この雲はどうやって見ていったらいいのかチェックしていきましょう。(*^^*)

雲の位置に注目

FXの「一目均衡表の雲」の見方

一目均衡表の雲の使い方としてもっとも有効なのが、雲の位置から相場を読み解くことです。

ローソク足が、

  雲の上にいるときは上昇の勢いが強い(アップトレンド)

  雲の下にいるときは下降の勢いが強い(ダウントレンド)

  足が雲に絡んでいるときは引っ張り合い(レンジ)

と認識できるんですね。

私も 4時間足以上のチャートでの雲の位置にはとても注目しており、ローソク足が雲をどちらに抜けるかで「そろそろロング(orショート)できそうかな」と見ています。(*^^*)

ただ実際に一目均衡表の雲だけですべての環境認識を完璧にするのは難しいので、水平線や移動平均線ボリンジャーバンドといった他のインジケーターと組み合わせて精度を上げるのがベストです😀🌸

雲の厚さに注目

FXの「一目均衡表の雲」の見方

雲の厚さを見れば、流れの強弱を読むこともできます。

  上昇雲が厚くなっていたら上昇の勢いが強くなっている(アップトレンド)

  下降雲が厚くなっていたら下降の勢いが強くなっている(ダウントレンド)

  雲が薄くなっていたら一方向への動きがなくなってきている(レンジ)

と認識することができるんですね。

分厚い雲は一方向への圧が強いのでローソク足が破ることができず、雲に抑えられたり支えられたり、雲の中へ潜ってもなかなか反対側へ抜けることができなかったり、と流れを変えることができづらいです。

逆に薄い雲は一方向への動きがなくなっていることなので、あっさりと破られて、ローソク足雲が乗っかるって絡みやすい(レンジになりやすい)傾向にあります。

雲の角度に注目

FXの「一目均衡表の雲」の見方

トレンドの強弱雲の角度で知ることもできます。

ローソク足の流れに沿って、

  上向きの上昇雲が出ていたらアップトレンドの勢いが強い

  下向きの加工雲が出ていたらダウントレンドの勢いが強い

と見ていきます。

このような角度を持った雲が出ていたら「まだトレンドは続きそうだな」と想定して、むやみに逆張りをしようとせずに順張りで入ることを意識しましょう(*^^*)

そして雲がしっかりと反対側へ抜けたのを見届けてから流れが変わったとみて今度はそちらの方向への順張りをしていくといいです。とくにこの「流れが変わった」の認識は4時間足以上の足だと安心です😊🌸

 

まとめ

一目均衡表の雲では、

  雲とローソク足の位置

  雲の厚さ

  雲の角度

に注目することが重要なんですね✨

移動平均線やボリバンのように押し目・戻り目に機能する手法といった面では雲はあまり使うことはありませんが、相場の流れを読んで環境認識をするのにとても役立つものです。

ぜひ見方を覚えてトレードに生かしてくださいね(*^▽-*)

バイナリー基本情報

あ行

ISM景況感指数(アイエスエム)
注目される経済指標の一つである。
全米供給管理協会(ISM)が製造業約350社の仕入れ担当役員にアンケート調査を実施し、作成されます。
景気判断分岐点とされる50ポイントとを上回ると景気拡大、下回ると景気後退とみることができる。

頭打ち
上昇基調にあった銘柄の勢いが弱まり、 これ以上は上がりそうになくなってきた状態のこと。

アップトレンド
価格の上昇傾向、上昇トレンドのことです。

FX(エフエックス)
外国為替=Foreign Exchange の略です。とも言う。 また、フォレックス(FOREX)とも言うこともあります。

FFレート(えふえふレート)
FFレートはアメリカの代表的な短期金利の事。
アメリカの連邦準備制度(FRS)に加盟している民間の銀行が
準備預金を調整するために、無担保でお互いに貸し借りするときに使う金利です

FOMC(エフオーエムシー)
日本語にすると連邦公開市場委員会となります。
アメリカの金融政策を決定する会議のため、世界経済に大きな影響を与えることが多く、
会議のあとに発表される声明文や議長の会見は、世界中が注目しています。

終値
1日のうちで取引が終るときの値段の事です。

オプション取引
株式や外国為替、実物商品などの権利を売買すること。
デリバティブ取引の一種。一言で言うと「権利の売買」の事を言います。

か行

外国株式
海外の企業が発行する株式の事です。
取引をするにあたり、まず証券会社に「外国証券取引口座」の開設をしなくてはなりません。

株価指数
多くの銘柄の価格推移を総合的に表す比例数のことです。
代表的なものに日経平均株価指数(日経225)、TOPIX東証株価指数)がある

株価指標
個々の銘柄の様々な株価の動きを、統計手法によって市場全体の代表値として求めたものです。
株価平均や修正株価平均(日経平均株価など)がある。

経済指標
経済活動を数値化したものです。
重大な経済指標時には相場が大きく変動する事が多いので、チェックが必要です。
ニュースなどを見て、世界の情勢を細かく把握する癖をつけましょう。

権利放棄
バイナリーオプションにおいて、チケットを購入後、判定を待たずに
現在のレートでチケットを精算することをいいます。

購入受付終了時間
バイナリーオプション取引において、商品の購入が終了した時間のこと。
この時間を過ぎると商品の購入はできません。

購入受付開始時間
バイナリーオプション取引において、商品の購入が開始された時間のこと。

購入受付時間
購入受付時間とは、バイナリーオプション取引において、商品の購入が可能な時間帯のこと。
購入開始時間から終了時間までの時間です。

コール(コールオプション)
バイナリーオプションのハイアンドローで言えば「ハイ」の部分。
レートが上昇すると予想して建てたオプションの事です。
判定時に購入時より高くなると思ったときは「コール」を使います。

さ行

最低購入金額
1回の取引で必要な最小の金額のこと。
業者毎にいくらからの取引でないと取引ができないと決められているので、
口座を開設する前に必ず確認しておきましょう。

最大購入金額
1回の取引で購入可能な最大の金額のこと。
取引上限額を越えたチケット購入は出来ません。
最低購入金額同様、口座を開設する前に必ず確認しておきましょう。

GDP国内総生産(ジーディーピー)
代表的な経済指標の一つです。
GDPとは、物を売ったりサービスをしたりして、
国内で一年間にどのくらい儲けがでたのかを計算したものを言います。

失業率
代表的な経済指標の一つです。
労働力人口のうちに占める失業者の比率で失業人口を労働力人口で割った数字の事です。

順張り・逆張り
投資手法の事です。順張りは株価の方向に合わせて売買する方法。
逆張りはその逆で、株価の方向と逆で売買する方法です。

生産者物価指数
日本の卸売物価指数に近い指標です。
国労働省が米国製造業者の販売価格の動向を測定・算出した
物価指数米国における物価水準を表す指標の事です。

世界銀行
国際連合の専門機関のこと。
ワシントンDCに本部があり、資本調達が困難な加盟国や民間企業などに長期的な融資を行う機関。

全面高
相場が各銘柄、セクター、もしくは各限月軒並みに足並みを揃えて高くなることを言います。

全面安
相場が各銘柄、セクター、もしくは各限月軒並みに足並みを揃えて安くなることを言います。

損切り
トレード中に損計算となるが、それを覚悟で決済を行い損失を最小限に留めること。

た行

高値
その日取引された中で最も高い値段の事です。⇔安値

チケット
バイナリーオプションにおいて、「上」か「下」かの予想が当たれば、
配当を受け取ることが出来る権利のことです。このチケットの購入額が投資額となります。

チャート
価格の動きをグラフ化したものです。
株式投資をする上で、相場の転換点を知るための参考となるため、重要となってきます。
チャートには大きく分けて、時系列チャートと非時系列チャートがある。

中央銀行
各国の各銀行が為替取引を終えて、決済する時に使う銀行です。
中央銀行に各銀行は為替決済預け金口座を持っているため、
その口座への入金または引き落としを通じて決済されます。

通貨ペア
売買する2国通貨の組み合わせ。
「円/ドル」「円/ユーロ」「円/ポンド」などの事を通貨ペアといいます。

テクニカル分析
直近の過去の値動きから、値動きを分析することです。
ローソク足移動平均線などがそれにあたります。

東京時間
日本時間の8時から17時。
特徴としてはヨーロッパ、ニューヨークなどのトレーダーが
参加していないため、穏やかな感じの相場になります。

トレンド
大まかな値動きの傾向です。右肩上がりの値動きを「上昇トレンド」、
右肩下がりの値動きを「下降トレンド」といいます。

トレンドライン
安値と安値を結んだ線、もしくは高値と高値を結んだ線をトレンドラインと呼びます。
株価が大勢として上昇方向にあるのか、下降方向にあるのか、
または、横ばいなのかを判断することが出来ます。

な行

日銀金融政策決定会合
金融政策の運営を討議・決定する会合の事。
2日間に渡り開かれ、2日目の会合終了後に行われる日銀総裁の定例記者会見は
金融市場に大きな影響を与えることが多いため、注目度が非常に高いと言えます。

日経225
日経平均株価先物の基になる修正平均型の指数を225株価指数と言います。
昭和24年から銘柄を入れ替えながら現在まで使われているのです。

日本銀行
日本銀行条例に基づいて創設された日本の中央銀行です。
発券銀行、銀行の銀行、政府の銀行という3つの機能を持ちます。

値幅
相場の上がり下がりの幅のことを「値幅」といいます。

は行

ハイアンドロー(HIGH・ROW)
バイナリーオプションの取引手段の一つです。
選択した銘柄が指定されているラインより「円高」か「円安」なのかを予測する方法。

バイナリーオプション
バイナリーは2進数という意味、オプションは製品やサービスにおける追加注文。
バイナリーオプション=二者択一。今注目されている簡単な為替取引です。

始値
一日のうちで最初に取引された値段、寄り付きとも言います。

ファンダメンタルズ分析
国や景気の状況を考慮し、値動きを分析することです。
ニュース等で発表される経済指標などがそれにあたります。

プット(プットオプション)
バイナリーオプションのハイアンドローで言えば「ロー」の部分。
レートが下降すると予想して建てたオプションの事です。
判定時に購入時より低くなると思ったときは「プット」を使います。

ブローカー
証券・債券・通貨などの売買を仲介する業者の事です。

ペイアウト率
「上」か「下」かの予想が当たった時に、貰える配当の倍率です。
配当は「チケット購入額 × ペイアウト率」となり、このペイアウト率は
取引業者によって異なりますが、大体1.8~1.9倍です。

ま行

MACD(マックディー)
日本語では移動平均収束拡散手法と言います。
移動平均線MACDとそれを単純移動平均化したシグナルの2本のライン)を用いることで、
相場の周期とタイミングを捉える指標です
価のトレンドと売買タイミングの両方を一度に見れるので、便利な指標として活用されています。

銘柄
証券会社を通じて、売買取引の対象となる有価証券の名称のことです。
株式公開し、証券取引所で売買されている会社の株式を指します。

揉み合い
揉み合い相場とも言います。
小幅な値動きを繰り返すことで、小幅に一定の範囲を上下するだけの小動きの状態や
ほとんど値動きがない状態のことです。

や行

約定
売買が成立することを「約定」といいます。

有効求人倍率
公共職業安定所に申し込まれている求職者数に対する求人数の割合の事です。
倍率が1を上回っていれば求職者以上の求人ニーズがあり、下回っていれば求人が不足している、
つまり人余りの状態と判断できる。注目される経済指標の一つと言えます。

ら・わ行

乱高下
価格が上下に大きく激しく変動し、その後の方向が上か下か見極めにくい状態の事。

利食い
利益確定のこと。
早めに利益を確定させることで利益は減るが、負けるリスクがなくなります。

レバレッジ
FXにおいて、手持ちの資金の数倍もの取引きが可能になるサービスがあり、
その倍率、または、そのサービス自体をレバレッジといいます。
バイナリーオプションにはありませんが、レバレッジは利益も損失も数倍になるため
利用する際は注意が必要です。

レンジ型取引(境界)
バイナリーオプションの取引手段の一つです。
レンジ型取引とは判定時間の間に定められたレンジの中で収まっているかどうかを予測する取引方法。

レンジ相場
レンジは範囲・領域・射程距離という意味を持ちます。
ある一定の範囲内で、上下動を繰り返す相場のこと。

連邦公開市場委員会
米国連邦準備理事会の政策決定委員会の事です。
米国の公定歩合や金融政策を決定したり、公開市場操作の決定などを行います。

ローソク足
チャートのグラフ形の1つです。
1本の足に始値、高値、安値、終値の4本値、
終値始値よりも高く終わったか、安く終わったかを表しているグラフです。

ロールオーバー
ポジションの繰越し・先延ばしのこと。
損益が出そうだがもう少し頑張れば利益になる!というタイミングで有効です。

ワンタッチ型取引(タッチ、ノータッチ)
バイナリーオプションの取引手段の一つです。
判定時間の間に定められたレートにタッチするかしないかを予想する取引方法。

トレンドラインの書き方と読み方

トレンドラインというのは株価の動きの傾向を知るために引く線を指します。株価のボトム(底)とボトム、株価のトップ(天井)とトップをそれぞれ線で結んだものです。相場上常に存在するわけではありませんが、トレンドが確認できる場合はそれを利用することは大変有効な手段です。

 

トレンドラインの書き方(引き方)

トレンドラインは「ローソク足分析」

で示したローソク足を並べたものの「高値同士」「安値同士」を円で引くことで書くことができます。厳密に高値、安値を見るのではなくある程度大まかで大丈夫です。

トレンドラインは株価の高値と高値、安値と安値をそれぞれ引いたラインを指します。
上記の図では①、②、③がトレンドラインとなります。

 

見てもらうとわかりますが、

①・・・やや高値を切り下げる持ち合い相場。
②・・・持ち合いをブレイク。大きく上昇する、上昇トレンドへ
③・・・一旦高値を付けた後は下落相場へ高値を切り下げる下落トレンドへ。

このようになっています。このように高値同士、安値同士を線として結んでいくことによって相場のおおよその流れを見ることができます。

 

三角持ち合い

三角持ち合い(さんかくもちあい)というのは、高値と高値を結んだトレンドラインと、安値と安値とを結んだトレンドラインの幅が徐々にせまくなっていくタイプの形です。
相場の上下の圧力が貯まり、ブレイク(持ち合いを破った時)には大きく動きます。

上の図は三角持ち合いを上にブレイクした場合のトレンドラインを示しています。狭まった値幅が大きく拡大して上に伸びたことが分かります。

 

三尊(三山)

三尊(三山)は「酒田五法」と呼ばれる分析手法の一つです。株価のトレンドラインを赤線とします。下の図のように上下を繰り返し三回上方向をトライした上で2回目の山を越えられず、さらに過去2回の下値(ネックライン)を割った場合が売りシグナルとなります。

下落の目標値は、高値とネックラインと同額となります。

また、上記の三尊とは反対に、下方向を3回試して上抜ける形を「逆三尊」といいこちらは買いシグナルとなります。

 

大きなトレンドには逆らわない

トレンドラインを引くとき、週足のような長期的なトレンドで線を引いてみましょう。
このとき、明確なトレンドがあるとき、それに対する「逆張り」の戦略を取るのはよくないとされています。
たとえば先ほど挙げた「三角持ち合い」でのケースで、上にブレイクした後、これまでの吸い儒よりも高い値段が付いています。そんな時、ここは上がり過ぎだから売りといって空売りをすると大きく上昇して痛い目を見る可能性もあります。

 

基本的に、明確なトレンドが確認できているときには逆張りは控えましょう。売るのはそのトレンドが崩れたことが確認できたタイミングです。

上記の例で言うならば、空売りを仕掛けるなら②のトレンドラインと③のトレンドラインが交差する地点よりも右の地点でしょうか?下落によって②の上昇トレンドが崩れたことが確認できたためです。

相場格言に「頭としっぽはくれてやれ」という言葉がありますが、これはトレンドがしっかり確認できるまでは投資は控えよという意味になります。

 

さて、トレンドラインについての説明はここまでです。
次は「移動平均線」というトレンド系チャートを見ていきます。この移動平均線はチャート分析の代表ともいえるものです。株価の移動をより滑らかにしたもので、これを見ることで相場のトレンドはもちろん、買いシグナルや売りシグナル、過熱感なども知ることができます。

チャート分析と「ダマシ」について

チャート分析と「ダマシ」について

チャートには「ダマシ」と呼ばれるものがあります。これは、チャート分析上は「買い」や「売り」といったシグナルが点灯していたにも関わらず動かない、あるいは逆方向に動くといったようなことを指します。一般的には対象期間が短いほど、また出来高が小さいほど「ダマシ」となる可能性が高くなります

ゴールデンクロスしたのに株価が下がった!

基本的に、チャート分析というのは100%確実なものではありません。
あくまでも参考情報に過ぎません。表題のように、移動平均線分析ゴールデンクロスが出現(通常は買いシグナル)したにも関わらず株価が逆に下がったというケースも多々あります。

 

このように、チャート分析におけるシグナルが現れたにも関わらず、その通りに動かないことを「ダマシ」と言います。

なぜ、このようなことが起こるかというと

  1. 有名すぎるチャート(ゴールデンクロスなど)は多くの人が参照しており、それを逆手に取る動きが出ることがある。
  2. 同様に、ゴールデンクロスデッドクロスなどが発生しそうになるとフライングする投資家が出てきて動きがおかしくなるケースがある。

このほかにも、次節で説明しますがチャート分析・ローソク足分析の期間が短いほどチャートの形は動きやすくなるため、シグナルが点灯しやすくなり必然的にダマシも多くなります。

 

ダマシが起こりやすいチャートと起こりにくいチャート

たとえば同じゴールデンクロスであっても、日足を使ったものと分足を使ったものでは日足の方がダマシとなる可能性は少ないです。
たとえばローソク足分析で日足と分足とで当然分足で見る方が色々な形のローソク足が出てくるので買いシグナル、売りシグナルが点灯しやすいですが

また、多くの出来高・売買高を伴って登場したチャートと小さい出来高で生じたチャートとでも違ってきます。当然出来高が大きいほど信頼度が高くダマシは少なくなります。

とはいっても、チャート分析やローソク足分析などにおいて「ダマシ」が発生することを除外することはできません。